このたび、東京電力ホールディングス株式会社と株式会社IHIは、福島第一原子力発電所の燃料デブリ取り出しにおける、取り出し規模の更なる拡大に向けたシステム・設備の基本設計および研究開発を担う共同事業体として「東双みらいテクノロジー株式会社」以下「Decom.Tech（デコミ テック）」を2022年10月3日に設立いたしました。

代表取締役社長に就任するにあたり、先ず社名に込めた思いを述べます。
「東双」：東京電力グループとして廃炉をやり遂げるということと、福島県双葉郡地域との共存共栄を目指すという意思。
「みらい」：この会社を通じて未来を切り開き、希望につなげるという思い。
「テクノロジー」：株式会社IHIとの共同により技術で難題を解決する会社になること、廃炉技術で世界をリードするというチャレンジスピリット。

私自身、福島第一原子力発電所での勤務中に東日本大震災に遭遇しており、初期対応から今日に至るまで廃炉一筋に取り組んでまいりました。廃炉の完遂と福島復興への責任も痛感しております。これまでの経験を存分に活かし、Decom.Techを通じて廃炉の本丸である「燃料デブリ取り出し」を安全かつ着実に遂行し、長期にわたる廃炉の貫徹を目指してまいります。
Decom.Tech　いざ、出航！